随筆 88  ー Y君

JUGEMテーマ:エッセー・紀行文

 

 毎日、暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

 今やっている仕事は、肉体的にかなりハードでブログを更新する余裕がなく、筆不精ならぬキーボード不精になってしまいました。肉体への負担が多いと、夢を記憶することができず、また夢を見ても雑夢ばかりで、夢に関するまともな記事をあまり書けそうもありません。それでも、体が慣れてきたのか、最近、少しずつではありますが、まともな夢を見始めました。

 

 昨日見た夢は、幅広で浅い川の横で昼寝をする夢でした。肉体的にも、精神的にも疲れているので、無意識が私を癒そうとして、こういう夢を見せたのかもしれません。

 

 筆不精になったもう一つの理由は、現実の状況が停滞したままで、殆ど新しい展開が見られなかったからでもあります。

 

 唯一の変化は、若い頃一緒に空手や拳法を修行していた後輩のY君から連絡が入ったことくらいです。

 

 「福岡武道物語 番外編 掘 Y君との思い出」(http://koshiki.jugem.jp/?eid=271)や「夢日記 57  ― 新たな世界へ」(http://koshiki.jugem.jp/?eid=1046)に登場するY君から、連絡が入ったのは、6月の初旬頃でした。(※「波動の世界機↓供廚謀仂譴垢Y君や「福岡むかし話」に登場するY君とは別人です。)

 

 Y君が遠隔地に就職してからは、ほとんど会う事のなかった彼と久しぶりに電話で話しました。私が主催している武術のサークルには誘うつもりがありませんでしたが、「体が錆びついているので、また武道を始めたいです。」と彼が言ったので、「うちに来る?」という流れになりました。

 

 で、7月から一緒に稽古を始めることになりました。Y君は、現在自分の税理士事務所を持っていて、比較的自由な時間が取れるので武道の稽古を続けるのに支障はないとのことでした。

 

 昔、彼が税理士試験の勉強をしているときに、

 

 「鷹野さんが、将来道場を持ったら、僕がサポートします。」

 

と言ってくれたことがあります。今回も、

 

 「まず、鷹野さんの生活を安定させましょう。僕が会のポスターを作って、知り合いの店に貼らせてもらいます。」

 

と言ってくれました。天の助けとは、このことです。今年の4月に4年近く一緒に稽古したNさんが、経済的な理由で退会なさり、収入が減って困っていたところでしたので、そういう意味でも助かりました。

 

 なぜ帰国直後に見た夢の中に彼が登場したのかが、やっと今分かったような気がします。2007年の夏も、今と同じような状況でした。(「ヌミノースな世界 39  ― 痣(あざ)」http://koshiki.jugem.jp/?eid=2868参照)

 

 さて、これから、どうなっていくでしょうか?結果は、見てのお楽しみですね。

 

 また、お会いしましょう。

 

 

 


随筆 87  ― 偶然の一致

JUGEMテーマ:精神世界をめぐって

 

 4月11日から、またアルバイト生活に戻りました。結局、自分の内面を変えることで運命を大きく変えることは出来ませんでした。他の方は、どうなのかは分かりませんが、私の場合は、悟らないと、〈内面の状態〉と〈外界の状況〉を完全に一致させることは出来ないようです。

 

 それは、それとして、今の職場で仕事を始めてから、三日ほどしたときのことです。職場にある女性客がやって来ました。私も驚きましたが、彼女も驚いていました。その人は、先月の26日に、私が曲がった車のカギを伸ばしてあげた女性だったのです。(「随筆 82  ― 曲がった鍵」http://koshiki.jugem.jp/?eid=3278

 

 つまり、あの時の出来事は、私が今の職場で働くようになるということの予兆というか、全体の演出による予知だったのです。こんなこともあるんですね。人生は、神秘に満ちてます。自分では意識していなくても、宇宙全体の大きな力が私に作用しているという事でしょう。

 

 そのおかげなのか、経済的な問題も、少しずつ改善されつつあります。これから、また新たな展開が待っているような気がします。

 

 

 

 


随筆 86  ― お米

JUGEMテーマ:人生論

 

 お米が尽きたので、いつもお米を購入しているディスカウントショップに行きました。不動産屋から催促の手紙が来た家賃をまだ降り込めてないので、少し暗い気持ちになってました。お店に入ろうとすると、中から、ちっちゃな女の子が出て来ました。彼女の着ていたTシャツに書いてあった文句は、

 

  "Live happily. Smile!" 

 

と言うモノでした。大胆に意訳すると、「暗い顔してないで、笑えよ。」みたいな意味でしょうか。全体は、私の事をシッカリとらえているようです。

 

 それはそれとして、お米を置いてある所まで来ると、いつもは沢山積み上げてある一番安いお米が、今日に限ってキレイに無くなっているではありませんか。

 

 お金が無い時に限って、こういう事が起こります。

 

 「困ったな」と思っていると、私から5m程離れたところを歩いているお店の人を見つけたので、呼び止めました。ネクタイを締めてらっしゃる中年の男性だったので、アルバイトではなく、そこの正社員でしょう。その人は、「ハイ」と答えて一瞬立ち止まってくれましたが、急いでらっしゃるようで、対応しようかどうしようかと迷ってらっしゃるご様子でした。

 

 その時、すぐ近くをアルバイトの女性が通ったので、その女性に尋ねる事にして、その男性には呼び止めた事を詫びて行ってもらいました。

 

 私は、その女性に、

 

 「この一番安いお米は、いつ入荷しますか?」

 

と尋ねました。すると、その女性は、

 

 「ちょっと聞いて来ますので、暫くお待ち下さい。」

 

と言って、職員出入口の方へ去って行きました。私は、「こういう店だから、明日の午前中には入荷してるだろう。今日の夕飯と明日の朝食をパンにすればいいだけのことだ。」と高を括ってましたが、戻って来た彼女は、申し訳なさそうな顔で、

 

 「13日に入荷する予定になってるそうですが、あくまで予定なので、その時に入るかどうか分かりません。」

 

と言いました。さて、困りました。お金に余裕がある時なら、多少高いお米を買ってもいいんですが、何せ今は、お金がありません。10円でも20円でも節約したいときに、困った事になってしまいました。

 

 彼女が去って行ってから、どうすればいいか考えました。別の店に行って安い米を探すか、それとも、13日までパンで間に合わせるか、或いは、ここで妥協して高い米を買うかなどと色々考えました。迷った挙句、取り敢えず、別のお店に安いお米を探しに行くことにして、その場を去ろうとしていると、先ほど私が呼び止めた中年男性が戻って来て、私からかなり離れた所で、

 

 「さっきのお客さん、何て仰ってたの?」

 

とアルバイトの女性に尋ねてらっしゃいます。私がその様子を見ていると、私の視線に気づかれた男性が、私の所までいらっしゃり、

 

 「○○〇〇をお求めなんでしょう?たった今、入荷しましたので、少々お待ち下さい。」

 

と仰いました。私は、目の前で起きた「小さな奇跡」に少し驚いて、その方がお米を持って来られるまで、天の助けに感謝しました。もちろん、お米を持って来てくれたその方にも、深く感謝しました。今回、お金が無くなって学んだことは、あらゆる人、あらゆる物に感謝する事です。

 

 かなり古くなっていても、まだ使えるパソコン・冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機にも、ただただ感謝あるのみです。いつも、「彼ら」を撫でながら、「今まで、よく頑張ってくれたね、ホントに有難う。後、もうちょっと頑張ってくれ。」と話しかけてます。

 

 お金が無くならなかったら、こんな気持ちにはなれなかったでしょう。人生、どんなネガティヴな事の中にも、必ずポジティヴな面があるもんです。


随筆 85  ― 夢と現実

JUGEMテーマ:精神世界をめぐって

 

 さきほどYahooニュースで、面白い記事を見つけました。

 

 

 その朝、岩佐民江さん(93)=岡山市=は不思議な気持ちで目が覚めたという。11年前に亡くなった夫・孔郎(よしろう)さんに、何げなく、こんなふうに語り掛ける夢を見たからだ。

 「そろそろそっちに行くよ。お父さんの顔が分からんかったらいけんから写真を見て行くね」―

 午後、離れて暮らす長女から電話が入った。新聞で孔郎さんの名前を見つけたとの知らせ。3月22日付本紙社会面の記事のことだ。同市の栗村神社の総代会が、太平洋戦争の開戦前後に奉納された若者9人の「出征写真」を返却するため、情報提供を呼び掛けていると報じた。

 新聞を開くと、写真に裏書きされていた情報の一覧表に夫の名前が確かにあった。紙面の写真は小さくて顔は判別できない。それでも体形や雰囲気で間違いないと確信した。

 孔郎さんは、栗村神社のある同市南区妹尾に住んでいた頃に出征。戦中は国内各地の連隊などに所属し26歳の時、終戦を迎えた。戦後は岡山県美咲町の旧柵原鉱山で働いたり、商店を営んだりし2007年、88歳でこの世を去った。


 戦後間もなく結婚し、60年も連れ添った2人。夫に語り掛ける夢に導かれたように記事と出合った日の夜、民江さんは涙が止まらなかったという。

 翌日、長男夫婦と一緒に栗村神社を訪ねた。写真を受け取り、若き日の夫と“再会”すると、2人で歩んだ日々が次々によみがえってきた。軍隊での訓練の合間に会いに来てくれたこと、結婚した後も休みのたびに大阪や京都に連れて行ってくれたこと…。

 「よっぽどこの人と縁があったんだな」と夫への思いをかみしめる民江さん。これからはずっと写真をそばに置き、寄り添い、語り掛けていこうと思っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180407-00010003-sanyo-l33

 

 

 夢と現実の不思議な一致ですね。亡き夫に夢の中で話しかけた日に、ご主人を含めた若者9人の出征写真返却のための情報を求める記事が新聞に載っていたわけですから、さぞかし驚かれたことでしょう。これは、何夢と呼べばいいんでしょうか?テレパシー夢でもないし、透視夢でもありません。夢を通した虫の知らせと言ったところでしょうか?

 

 この女性は、夢の中で「お父さんの顔が分からんかったらいけんから写真を見て行くね。」と仰ってます。もしかしたら、この女性が、あちらでご主人と再会なさる時に見えるご主人のお姿は、晩年のお姿ではなく、若かりし頃のお姿なのかもしれません。それで、この方の無意識が、こういう夢をこのタイミングで見せたのだとも考えられます。

 

 

 

 

 


随筆 84  ― 待ち時間

JUGEMテーマ:人生論

 

 2月初めころから、就職活動に勤しんで来ましたが、全滅でした。

 

 昨日やっと、某社から面接に来るよう連絡がありました。採用されれば、そちらで暫く働くつもりにしています。履歴書を出していた英会話学校からは、全く連絡が無いので書類選考で落ちたのでしょう。元々、あまり行きたいと思ってなかった場所なので、これで良かったと思っています。

 

 自営の方も、カスタネダの著作に登場する霊的指導者ドンファンが言うように、罠をかけていますが、こちらも成果が上がるかどうかは、時間を置かないと分からないですね。

 

 人生には、待ち時間と言うのがあるようです。

 

 やるべきことをやった後は、結果が出るまで只管待つしかない状態です。あまりに手持ち無沙汰だったので、また別の仕事を探すために、ハローワークに行こうとしましたが、この間、女の人に助けを求められたのと全く同じ場所で、今度はトラックが土ぼこりをもうもう上げながら徐行して来ました。その土ぼこりのせいで、暫く止まらざるを得ませんでした。どうも、流れがよくないですね。

 

 それでも、土ぼこりが収まるのを待って、ハローワークまで行き、スポーツトレーナーの仕事を紹介してもらいましたが、こちらも、あまり流れは良くありませんでした。こちらには、多分行かないでしょう。

 

 ハローワークが17:15分で閉まったので、自転車を走らせて某所に水を汲みに行きました。水を汲んで、室見河畔を通って帰っていると、中洲の草むらで何かを採集してらっしゃった初老の女性を見かけました。

 

 以前、土筆を譲ってくれたご老人が、

 

 「川の中は、芹も取れるらしいですよ。」

 

と仰ってたのを思い出したので、その女性に、

 

 「スミマセン、もしかして、芹を取ってらっしゃるんですか?」

 

と話しかけてみました。

 

 「そうよ。あなたも、取りたい?」

 

 「ええ、是非。」

 

 「じゃあ、こっちに来て。草むらをかき分けて、目を凝らして芹の葉っぱを探すの。

  で、葉っぱが見つかったら、茎を軽く握って指を下に這わせて、根っこを見つけたら、

  引っこ抜くのよ。」

 

 「分かりました。ところで、芹って、どうやって食べるんですか?」

 

 「どうとでも出来るわよ。湯がいて、ホウレンソウみたいにお浸しにしてもいいし、

  味噌汁に入れても、美味しいわよ。」

 

 「ああ、なるほど。」

 

 「ホラ、こっちに来なさいよ。この草むらに、いっぱいあるわよ。」

 

 「色々、ご指導頂き、有難うございました。」

 

 「いいえ、どういたしまして。じゃ、あたしは帰るから、頑張ってね。

  良く、目を凝らして探すのよ。」

 

 「はい、有難うございます。」

 

 芹の効率的な採集方法や料理法をこの女性に習いながら、何かグルから霊的指導を受けてるような妙な感覚がありました。物事の本質を捉えている人の説明って、ホントに分かり易いですね。効果的な実践方法を要点を突いた簡潔な言葉で教えてくれます。

 

 その後、一人で、結構な量の芹を採集しました。これも、お金に余裕があれば、絶対やらなかったことです。帰宅してから、芹を湯がいてソテーにして食べました。芹って、すごく香りがいいんですね。61歳になって、やっと気づけました。

 

 「タダより、美味い物はない。」(鷹野龍一)(*^_^*)


随筆 83  ― 予兆&偶然の一致

JUGEMテーマ:人生論

 

 お金が全然無い状態なんですが、何故か、夢も含めていい予兆ばかり見ます。朝蜘蛛・日暈・龍形や麒麟形の雲、そしてミラーナンバー「80−08」です。

 

 「アーー、家賃、どうやって工面するかなあ?」と考えていると、今日は「80−08」を二度見ることが出来ました。このナンバーを一日に二度見る事は、滅多にないので、ちょっとビックリしました。自転車で移動している時に、私を追い抜いて行った車のナンバーが、これでした。このナンバーは「豊かさが近づいて来ています。」と言う意味なので、「お金のことは、心配しなくていいよ。」って全体は言いたいんでしょう。

 

 うーん、なんなんでしょうね?どうして、こういう現象が起きるんでしょうね?

 

 運命が逆転する前には、昔の知り合いに会うっていう事もよく言われてますけど、私も先週、同じ日に昔の知り合いに二度再会しました。

 

 人間は皆、大地の上を自由意思で動いているにも拘らず、こういう偶然の再会が起きるってことは、何か不思議な力が働いていると考えざるを得ません。

 

 アッ、それで思い出しました。昨日、ホームセンターで買い物をしてレジで順番を待っていると、どこかで見たような男性が、私の前に立って連れの女性と話していました。その人とどこで会ったのか、すぐに思い出せなかったんですが、彼が財布を出した時に気が付きました。その人は、私が郵便局のATMの上に置き忘れになっていた財布を届けた時に出会った財布の持ち主だったのです。

 

 私も驚きましたが、彼も驚いてましたね。

 

 こういう小さな出来事は、つい無視してしまいがちなものですが、未来を暗示していることが多いので、よく注意して意識する必要があります。論理的類推だけで未来を考えていると、どうしても希望を失いがちになるからです。

 

 電化製品が壊れたり、物を失くしたりするのも、運命逆転の予兆だそうですね。これも、今、私の身に起きている事です。さて、これから、どうなるでしょうか?

 


随筆 82  ― 自然の恵み

JUGEMテーマ:人生論

 

 今日、別の会社に履歴書を郵送するために郵便局に行きました。夜明け前に、富を象徴する夢を見ていましたが、郵便局で履歴書を郵送した後、交差点で、また例の

 

 「80−08」

 

のカーナンバーを目撃しました。これは、ホントに、殆ど毎日のように目撃するナンバーです。富が近づいていると言う予兆のナンバーなので、嬉しいのは嬉しいんですけど、一体いつ実現するんでしょうかね?

 

 まあ、全ては天のすることでしょうから、人事を尽くして天命を待つしかないですね。

 

 書類を郵送したら、後は何もすることがないので、室見河畔をサイクリングしました。土手で、お孫さんらしき男の子と土筆を採集している70代の男性を見かけたので、自転車を停めて、

 

 「まだ、土筆は取れますか?」

 

と尋ねました。お金がある時には、土手に生えてる土筆なんか見向きもしなかった私ですが、今は、タダで食せるものは、何でも有難いです。お金が無くなってみないと、気付けない事が沢山あります。

 

 そのご老人は、

 

 「もう時期は、終りでしょうけど、まだ、生えてますよ。

  ほら、こことか、そこにも。」

 

と親切にも、生えている場所を教えて下さいました。私は、二人と一緒に土筆を取り始めました。今日は、炒めて食すつもりです。このご老人は、ご自分が採集した土筆を全て私に下さいました。男の子も、自分で取った土筆を全て私にくれました。初対面の人たちだったので、かなりビックリしました。土筆を取っている時に、テントウムシを一匹見つけたので、お礼に男の子にあげました。

 

 テントウムシは、運命好転の予兆だと考えられているので、幸先は悪くないですね。丁寧にお礼を申し上げて、お二人と別れました。

 

 お二人とそして大自然の恵みに感謝しつつ帰途につきました。実は、昨日も、外から帰宅した時、うちのアパートの後ろの崖にゼンマイが何本も生えているのを見つけたんですね。毎春、そこに生えていたはずなのに、帰国してから昨日まで、全く気付きませんでした。人間、案外、そんなもんかもしれません。毎春、タダの食材が、そこに生えてたのに、見えてなかったんですね。

 

 早速、採集して、天日干しにしました。縮緬状になるまでには、今朝までかかりましたが、昼はゼンマイをお湯で戻して、卵とじにして食べました。真に有り難いことです。ただただ、感謝あるのみです。


随筆 81  ― 曲がった鍵

JUGEMテーマ:人生論

 

 今日は、夢の収穫ゼロでした。最近、夢を見ない日が増えてきたように思います。これは、脳の休息というよりも、瞑想が進んだせいで、想念があまり動かなくなり始めてるからかも知れません。

 

 無意識からの指針が欲しい時に夢を見られないのは、ちょっと困るんですが、こればっかりは、無意識や脳がやることですから、どうにも出来ません。

 

 今朝は、あまりに事態が進展しないので、また、安定した警備職に戻ろうと決心しました。決心して、午前10時頃に家を出て坂道を下っていると、車の中から、ちょっと太目の女の人が、私を呼び止めます。

 

 「すみません。助けて下さい。」

 

 「どうなさいましたか?」

 

 「さっきそこのアパートの石段で尻もちをついて、ポケットに入れていた車の鍵が曲がって

  しまいました。何度入れようとしても入らないんです。」

 

 彼女は、鍵を見せてくれました。キーシリンダーに鍵が入らないという事でしょう。確かに、かなり曲がってます。私は、道端にあった低いブロックの上に鍵を置いて、前半分を足で踏んで、空手の筋を使って鍵を上に引き上げました。手ごたえがあったので、水平にして見てみると、完全に真っ直ぐには戻ってませんが、キーシリンダーに入る程度にはなりました。彼女に渡すと、すんなり鍵が入ったので、彼女は、とても喜びました。人の役に立てるのは、どんな時でも気持ちのいい物ですが、そこから、会話は、思わぬ方向に発展して行きました。

 

 「私、右膝が悪くて、ちょっとしたことで転倒するんですよね。」

 

 「初めてお会いしたのに、こういう事を申し上げるのは、失礼かもしれませんが、お膝を

  治されたかったら、・・・」

 

 「体重でしょう?私も、よく分かってるんですけど、食べるのを我慢できなくて。」

 

 「あの私、仕事上、人の健康相談に乗ることが多いので・・・・・・」

 

 私は、名刺を出しました。

 

 「何屋さんなんですか?エッ、空手の先生ですか?」

 

 「太極拳なんかも教えますよ。で、さっきの話なんですけど。」

 

 「はい。」

 

 「騙されたと思って、ユックリ咀嚼して食べてみて下さい。

  多分、食べるのが速過ぎるんだと思います。」

 

 「お医者さんと同じ事を仰るんですね。」

 

 「私の弟子は身長170センチで体重が83キロになってたので、よく噛むように

  アドバイスしました。そしたら、二ヶ月ちょっとで5キロ痩せました。」

 

 「ほんとですか?」

 

 「ホントです。」

 

 「私、甘いものに目がないから、どんどん食べちゃうんですよね。だから糖尿も

  あるんです。それにいくら食べても、満腹感がないんですよ。」

 

 「よく噛まないと、唾液が充分に分泌しないので、満腹感が得られないんです。

  咀嚼した食べ物に唾液が充分加わってれば、すぐお腹いっぱいになりますよ。

  それに、よく咀嚼して食べたら、甘い物をそれほど沢山食べなくなります。

  体は、体に悪い物を良く知ってるからです。」

 

 「分かりました。今日から、よく噛むように心がけます。」

 

 思わぬところで、健康アドバイスをする羽目になってしまいました。ここ2ヶ月あまり、やたらとこういう人助けをやらされるんですよね。2月初めには、Tさんのギックリ腰を治しに行ったし、その後は、郵便局のATMの上に置きっ放しになっていた財布を届けたし、3月中旬には、財政危機に陥ってらっしゃるNさんに瞑想の活かし方を指導したし、ついこの間は、道端の植え込みに脱ぎ捨てられていたスーツとその側に落ちていた鍵を交番に届けたし、その後は、公園のベンチにバッグを置き忘れたご老人を追いかけて、それを渡したしで、例を上げていったら、枚挙にいとまがありません。

 

 全体は、何を言いたいんでしょうか?人助けの人生を送れって事でしょうかね?もとより、そのつもりにしてますが、なぜ、この苦しい時期に、こればかりをやらされるんでしょう?

 

 まあ、今日のは、「警備職には就くな!」という全体のストップでしょうけど。それと、夢見的な意味も含まれているように思えます。現実も夢だと捉えると、そこで起こることには、何らかの象徴的な意味が含まれていると考えられるわけで、今日の場合は、「曲がった鍵を元に戻す」と言う事に、意味がありそうに思えます。

 

 鍵が曲がっていれば、キーシリンダーに鍵を差し込めないので、車を運転して移動する事ができません。まず、問題解決の鍵となるべき事がらを正しく把握しないと先へ進めないよって事でしょう。

 

 夢を見られない時は、現実世界のドラマが、指示を与えてくれます。

 

 


随筆 80  ― 仕返し

JUGEMテーマ:人生論

 

 今朝は、中学時代に私を精神的に虐待していた教師を殴る夢を見ました。この人は、戦争経験者で、学校教育と軍隊式の訓練を履き違えているような人でした。本人は、全く無自覚にやっていたようですが、この歳になっても彼が私にした事は忘れられません。

 

 教育に携わる人たちは、身を慎まないといけません。ちょっと間違えると、子供の心に一生消えない傷を負わせてしまう事になるからです。

 

 それはそれとして、夢の中で私は、出身中学校の校長室を乗っ取って、全教員を呼びつけ、やって来た中に件の教師を見つけたので、ボコボコに殴りました。これは、無意識の治療だと捉えることが出来ます。現実世界で仕返しをすれば、暴行罪になってしまうし、第一、この教師は既に亡くなっているので、殴ったり苦情を言ったりしたくても出来ません。

 

 一年ほど前に、夢の中で彼に文句を言おうとしたところ、彼は逃げて行ったので、気持ちを発散させることが出来ませんでした。今回、初めて夢の中で彼に対する怒りを発散させることが出来ました。長年の恨みを晴らすかのように徹底的に殴り続けていましたが、途中で殴っている相手は、何の恨みもない別の先生に変わりました。夢の中では、殴ることに夢中になっていたので、「こいつも、殴られて当然なんだ。」と思い込んでましたが・・・・・・

 

 夢の中で自分を虐めた人に仕返しをして、自分の怒りを健全に発散させるべきだと言うのが私の持論ですが、夢の中の仕返しも、やり過ぎは良くないようです。途中で殴っている相手が変わったのは、無意識が「もう充分だ。それくらいにしといてやれ。」とストップをかけたのだと思われます。目が覚めてから、暫く気分が悪くなり、シャドウが復活しそうになりましたが、その精神状態を自覚したことで、元の精神状態に戻る事は避ける事ができました。もしかしたら、私がシャドウを完全に自覚するまで、夢の中でこの人にし返しするのを無意識が止めていたのかも知れません。

 

 件の教師も、自分が軍隊時代に上官から受けた虐待をそのまま私にしていたのだと思います。それが、この歳になって、やっとわかりましたが、やはり本人と会って気持ちを伝えたかったですね。会って、相手が自分の否を認めて謝罪してくれれば、もっと早い時期に相手を許せたし、長い間傷を引きずる事もなかったでしょうから。

 

 

 中学の同窓会で、私をイジメていたヤツ二人に再会しました。一人は、会場でみんなから「お前にようイジメられよった。」と言われていたヤツで、こいつには、私も同じことを言いました。しかし、彼は「全然、覚えてない。」と言います。三次会で、「(イジメを)やった方は、覚えてなくても、イジメられていた方は、その事を忘れないんだよ。」と言うと、それまで笑顔で話していた彼は、急に真顔になって、「スマンやった。」と詫びました。ちゃんと謝ってくれたので、笑って許しました。

 

 もう一人は、一番陰湿に私をイジメていたヤツでした。一次会のテーブルに同席していたんですが、こいつは、ビールを飲まずにウーロン茶を飲んでいました。

 

私が、

 

 「なんでウーロン茶を飲みようと?」

 

と尋ねると、彼は暗い顔つきで、

 

 「俺は自衛隊時代に部下を訓練中に5人死なせてるんだ。

  それ以来、大好きだった酒も止めたんだ。除隊する時、天下りする事もできたけど、

  それも断った。」

 

と言いました。私は、「カルマが返って来たんだな。」と思いましたが、「ざまあ見ろ!」とは思えなかったし、「お前、俺をイジメてただろう?」とも言えませんでした。彼は、自分で自分を罰していたからです。

 

 この同窓会に出席して一番ショックだったのは、全く顔を覚えていない奴から、

 

 「お前にようイジメられよった。」

 

と言われた事でした。私は、その事を全く覚えてなかったんですね。もちろん、深々と頭を下げて謝罪しました。人間と言うのは、実に愚かな生き物です。皆、業の深い人生を送っています。

 

 

 

※この記事のURL: http://koshiki.jugem.jp/?eid=3214

 

 


随筆 79  ― 変化の予兆

JUGEMテーマ:精神世界をめぐって

 

 体調不良から回復し始めて気付いたんですが、ついこの間までの異常な眠気は去って行ったようです。

 

 少し前までは、寝ても寝ても、眠くて、食事とトイレの時間以外は、床に入って眠っているような状態でしたが、今は昼寝をしても10分から30分で目が覚めます。今は、むしろ動き回っていないと、エネルギーを持て余してしまうような感じです。

 

 どうやら、エネルギー充電期間は、終わりを告げたようです。

 

 今までの人間関係も、徐々にではありますが、消え去りつつあります。これも、また新たなステージへの準備だと言えるでしょう。

 

 

 Good night. C U in our dream !

 

 

 

※この記事のURL: http://koshiki.jugem.jp/?eid=3164


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