幽体離脱

JUGEMテーマ:精神世界をめぐって

 

 夜中過ぎに、久しぶりで幽体離脱しました。気が付くと、幽体が肉体から浮き上がっていました。今までの幽体離脱と違ったのは、誰かが私の両足首を掴んで上に引っ張っているような感じがした事です。

 

 それと、脚の方から浮き上がり、頭(正確に言うと、頭部の幽体)が重くて、頭の方はあまり浮き上がりませんでした。これは、メンタル体(=知性体)の浄化が不徹底な事を示しています。メンタル体を軽くする方向で生活を調整したいと思います。

 

 幽体離脱は、5,6分ほど続きました。

 

 なぜ、こういう現象が起きるのかは、まだ分かりません。これは、私の推測ですが、もしかしたら、他の修行者や導師と霊界で出会うために離脱するのかも知れません。

 

 25年ほど前のことですが、幽体離脱中に4、5人の男性の声が私の周りで聞こえた事がありました。彼らは、ハッキリとした日本語で以下のような会話をしていました。

 

 「おお、かなり軽くなってる。」

 

 「もういいやろ。連れて行こう。」

 

 「まだ、無理無理。」

 

 こんな感じの会話でした。この時は、幽体の背中とひかがみに誰かの腕が当たっているのを感じました。私の霊体を上に持ち上げようとしてたんでしょうね。そう言えば、カルロス・カスタネダの本にも、アストラル界で修行するみたいな記述が出てましたね。どの本のどこに書いてあったかは、もう忘れてしまいましたが。

 

 もし、この現象が、これから頻繁に起きるようなら、「幽体離脱」というカテゴリーを新たに加えて、記録を残していきたいと思います。

 

 

 

※この記事のURL: http://koshiki.jugem.jp/?eid=2845

 

 


随筆 23  ― 続・自殺について



 空手の稽古の前に、昨日私の身に起きた事を新弟子のNさんに話しました。

 すると、Nさんは、

 「ぼく、自殺って二種類あると思うんですよね。
  一つは、借金なんかのトラブルに悩んで自殺する場合で、
  もう一つは、何の問題もないのに、何かに引き込まれて自殺する場合です。」

と意外な事を仰いました。


 Nさんのお客さんの中にも、何の問題もないのに、いきなりビルから飛び降りて自殺なさった女性の方がいらっしゃったそうです。彼女の周囲の人たちも、彼女が自殺しなければならないような原因に思い当たる節はなかったとの事です。

 もちろん、彼女には、家族にも言えない心の傷があったのかもしれません。でも、そうじゃなかったら・・・・・・

 この話を聞いて、思い出したのは、やるせなすの中村豪さんが、テレビでお話しになっていたご本人の体験談です。

 橋の上で見た男性の霊に話しかけた途端、意識が飛んで、気がついたら橋から飛び降りそうになっていたところを通りがかりの人に止められていたと言う話です。もし、そのとき、中村さんが飛び降りていらっしゃれば、原因不明の自殺という事になったでしょう。

 そう言えば、昨日、私が自殺者を見つけた地元の方が、

 「ここ、自殺する人が結構多いんだよね。」

と仰っていました。これは、また全然別の分野の話になりますね。

 昨日、私が自殺現場を発見した方は、もしかしたら、Nさんが仰る二種類のパターンを合わせたパターンだったのかもしれません。




※この記事のURL: http://koshiki.jugem.jp/?eid=2090
 
   





 空手の稽古前に、新弟子のNさんに、昨日私が書いたブログをスマホで読んでもらい、昨日の出来事について話しました。

 すると、Nさんの口から意外な言葉が飛び出しました。

 「自殺には、二種類あると思うんですね。
  一つは、借金やその他の問題を苦にして自殺する場合です。
  もう一つは、全く何も問題がないのに、何かに引き込まれて自殺する場合です。」

 Nさんによると、お店のお客さん(=女性)の一人が、ビルから飛び降りて自殺する三日前にお店に来て、いつものように明るく話して帰って行かれたとのことです。周囲の人たちも、彼女が自殺するような原因に全く心当たりが無かったとのことでした。

 もちろん、普段、どんなに明るく振舞っていても、心の奥に家族にも計り知れない傷を抱えていたのかもしれません。

 でも、そうじゃなかったら・・・・・・

 この話を聞いて、すぐに思い出したのは、フジテレビで放映されていた「人志松本のゾッとする話」で、やるせなすの中村豪さんがなさっていたお話です。

 中村さんは、橋の上で霊に話しかけたところ、意識が飛んで、橋から下に飛び降りようとしているところを通りがかりの人に助けられたというお話です。

 そう言えば、昨日、地元の人が、

 「ここは、結構自殺が多いんだよねー」


 

 

霊の世界 次   猫の怨念


 コンバンハ。(^_^)
 久しぶりの「霊の世界」です。今日も、ゆっくり遊んでいって下さい。

 これは、私が学生だったころのお話です。室見川沿いの一般道を私が自転車で走っていると、50mほど前方を小学校3年生くらいの女の子が走っていました。

 この事自体は、別に取り立てた書く事ではないかもしれません。しかし、このときの彼女の動きは、テレビや映画で見るようなスローモーションだったのです。自分の目がどうしたのかなと思い、瞬きをして何度も見直しましたが、何度見直しても女の子は宙をユックリ飛ぶように走っています。「走っている」という表現を使っていいものかどうか迷うところですが、確かにフォームは走っている人のそれでした。

 私が、彼女が「走っていた」場所まで来たときには、もう彼女は、そこにいませんでしたが。その代わりに、私が目にした物は、猫の轢死体でした。

 こういう経験は、初めてだったので、この現象をどう判断すべきか迷いましたが、本能的に轢き殺された猫の怨念のようなものが私の視覚を狂わせたのだと直観しました。現在の自然科学の常識から考えれば、女の子の動きがスローモーションで見えた事と猫の死骸があった事との間には、何の因果関係もないと判断するべきなんでしょうが、こういう事には経験した人にしか分からない何かがあるもんです。


 猫と言えば、私の大学時代の後輩のA君がしてくれた話を思い出します。

 彼は、大学を一年休学して、自転車で日本を一周旅行を敢行しました。これは、そのときにA君が体験したお話です。

 ある晩、A君がいつものように自転車を走らせていると、気づかずに道路にあった何かの上を走ってしまいます。あまり目が良くないA君は、道路が良く見えていなかったのです。自分が何かを轢いてしまった事に気づいて、A君は自転車を停めて後ろを確認します。自分が轢いた物が、猫の死骸だと気づいたときは、かなり嫌な気分になったそうです。

 しかし、彼にはどうする事もできません。嫌な気持ちを引きずりながら、自転車を走らせていると、突然、自転車が動かなくなります。自転車から降りて、何度チェックしても、どこにも異常は見当たりません。どこにも異常がないにも拘らず、自転車は押しても、引いてもビクとも動きません。

 暫く、自転車と格闘していると、突然、自転車が動き始めます。「ヤレヤレ」と胸を撫で下ろして、再び自転車を漕ぎ始めると、それまで雲一つない空模様だったにも拘らず、突然土砂降りの雨が降り始めたそうです。

 そのときA君は、「一体、何なんだ、これは?」とかなりビビったそうですが、止まると余計にマズイと判断した彼は、後ろを一切振り返らずにひたすら自転車を漕ぎ続けます。すると、また突然、雨はピタッと止んだそうです。

 普段は豪胆なA君ですが、このときは腹の底から恐怖心がこみ上げてきたと言っておりました。

 この話も、偶然の一致で片付ける事ができるかもしれません。ですが、私自身、猫の死骸にまつわる不思議体験をしているので、A君の話を単なる偶然の一致で片付ける気にはなりませんでした。読者の皆様は、いかがお考えでしょうか?




※この記事のURL: http://koshiki.jugem.jp/?eid=1955

 

霊の世界 察´  ― 結界


 九字を切ってから、私は水晶を机の上に置いて、もう一度同じ場所に手の平を向けてみました。今度は、何も感じませんでした。

 
 霊気を切りつけられたので、部屋から逃げたのでしょう。彼女が部屋に戻って来ないように、椅子の背とドアに手製のお札を張りました。

 それから、事務室の外に出て、箒で床を掃いて周辺を清めました。

 次に、夢の中で男の霊が歩いていたところに向って、手の平を向けてみました。やはり、同じ様にヒンヤリとした霊気を感じたので、今度は木刀を持って、密教の真言を唱えながら、そちらに向って九字を切りました。

 部屋の中で木刀を使わずに水晶を使って九字を切ったのは、中のものを壊したくはなかったからです。

 真言密教の九字の切り方は、剣術の極意と同じなので、木刀を使用しての九字切りは、武道修行者である私向きの方法だと言えるでしょう。

 このときは、男性が怒鳴っている声が聞こえました。何て言っていたのかは、聞こえませんでしたが、怒っているのは分かりました。

 私は、その声も無視して、九字を切り終わった後に、塩を撒き、周辺の床にチョークで図形を描いて、それぞれを線で結んで結界を張りました。念のためにドアの横に盛り塩もしておきました。

 結界の張り方は、以前お世話になっていた真言密教の大師が教えてくれたものです。

 結界を張る作業も終わり、暫くトラックも来なかったので、私はもう一度事務室で昼寝をしました。結界を張ったおかげで、気味の悪い霊夢を見ることも金縛りにあうこともなく、グッスリと眠ることが出来ました。この現場に入ってから初めて経験する心地よい居眠りでした。


 その後、会社は、本物の祈祷師を探し出し、私が休みの日に除霊してもらったようです。休み明けに、出勤すると、私が床に書いていた図形や線は消されて私が張っていた結界もなくなっていましたが、倉庫内の雰囲気はガラッと変わっており、結界が無くなっていても、変な現象が起きることはありませんでした。

 祈祷師さんのお話によると、昔、事務室のある場所にお墓があって、倉庫が建つ前にあったビルを建てるときに取り壊したので、霊がそのまま居ついてしまったとの事でした。私が、「墓所」と入力してしまったのは、偶然ではなかったようです。

 今は新人も入り、私は週二回程度、入るだけになりました。まだ辞めていないのは、会社と話し合って、念のため、一、二週間様子を見ることにしたからです。(終わり)



※この記事のURL: http://koshiki.jugem.jp/?eid=1507


霊の世界 察´  ― 真言


 事務室内の大きな荷物を全部運び出すと同時に、事務室内のブザーが鳴りました。Kさんは、すぐに会社に戻り、私はやって来たトラックの運転手さんたちへの対応に追われました。

 結局、午前中は、ひっきりなしに搬入と搬出が続いたので、部屋の中を掃除することは出来ませんでした。

 昼休みになって、やっと一息つくことができましたが、午前中忙しかったことも手伝って、私は、昼食後、不覚にもつい油断して、居眠りしてしまいました。

 居眠りし始めたから、すぐに金縛りにあってしまいました。体が動かなくなると、私の後ろに女が立っているのが分かりました。女は、まず私の首筋を優しく撫でてから、私の耳元に口を寄せて、「イタズラしちゃダメよ。」と囁きました。

 「このアマ、舐めた真似しやがって(ー"ー;)!!」とムカついた私は、首を強烈に横に振って、金縛りから脱出しました。一回振っただけでは、脱出できなかったので、二度、三度と首を振らねばなりませんでした。

 この方法は、長い間、不動金縛りに苦しめられてきた私が独自に編み出した金縛り破りの技術です。金縛りにあって、手足を無理に動かそうとすればするほど、金縛りがきつくなるので、急激に首を横に振ることで金縛りから脱出できるのです。金縛りになったときは、額の位置にあるアジナ・チャクラが開きっぱなしになっているので、首を急激に横に振ることで、金縛りが解けるのだと思われます。

 私は、すぐに椅子から立ち上がって、部屋の中の掃除を始めました。掃除した後は、空手の探り手の要領で、手の平を立てて、部屋の中を気を探って見ました。すると、私の座っていた椅子の真後ろに、ヒンヤリとした冷気を感じたので、その場所に向って、水晶を握った手で、「臨、兵、闘、者、皆、陣、裂、在、前」と真言を唱えながら、九字を切りました。


 その瞬間、「ヤメテ!」と言う悲鳴が聞こえましたが、こっちの知ったこっちゃありません。九字を二回切り終わってから、その場所に塩を撒きました。

 私は、この時、密教の真言を唱えましたが、こういう呪文は、内容じゃないんですね。もし、これを使う術者が、十分に丹田力を有していて、気迫を込めて邪気を切ることができれば、極端な話、唱える文言が、「アブラカタブラ」や「テクマクマヤコン」でも構わないのです。「ラミパスラミパス、ル、ル、ル、ル」でもいいですよ。(*^_^*)

 要するに、この世界も、所詮はパワーが物を言うって事です。こんな事を書くと、真面目な祈祷師の先生方に、お叱りを受けるかもしれませんが、・・・・・・(続く)



※この記事のURL: http://koshiki.jugem.jp/?eid=1506


霊の世界 察´─   霊的不感症


 「その方は、どのくらいあそこの現場に入ってらっしゃるんですか?」

 「一週間に一、二回です。」

 「いや、そういう意味じゃなくて、どれくらい前から・・・・・・」

 「あ、エーッと、確か5年くらいになるはずです。」

 「え、凄いですね。何ともないんですか?」

 「それが、増田さんだけ例外みたいで、自分は霊感のようなものは全く無いって仰ってました。」


 こういう方もいらっしゃるとは聞いた事がありましたが、ホントにいらっしゃったのは驚きでした。この話を聞いて、少女漫画家の青池保子先生が、名作「エロイカより愛をこめて」の単行本の後書きに書いていらっしゃった事を思い出しました。

 少女漫画を描く人には、霊感の強い人が多く、先生のアシスタントさんたちにも見える人が多いそうですが、先生ご自身は、全くこの手の事には無感覚だそうです。そして、先生のアシスタントさんたちによると、仕事場に霊がいても、先生が入って来られると、すぐにいなくなるとの事でした。

 自縛霊や浮遊霊の類は、霊を追い払ってしまうくらいパワフルで、なおかつ自分の存在に気づいてくれない人のところには、現れないという事でしょうね。

 
 「羨ましいですね。何も聞こえないし、何も見えないってことでしょう?あの現場にいても。」

 「そうです。」

 「世の中、色んな人がいるんですね。ところで、結界を張りたいんで、事務室の外の床にちょっとした線を引 いて模様を書きたいんですけどいいですかね?」

 「あ、じゃあ、会社とクライアントに言っときます。祈祷師さんの事もあるんで・・・・・・」


 そんな話をしているうちに、車は幽霊倉庫に到着しました。現場に着いてから、事務室の中にあった不必要な物をKさんに手伝ってもらい、外に運び出しました。部屋の中を清めるために、まず室内の気の通りをよくする必要があったからです。(続く)



※この記事のURL: http://koshiki.jugem.jp/?eid=1505


霊の世界 察´А   ポルターガイスト



 「・・・以前、別の現場で、同じ様な事があったんですよ。バイトの子が、精神に異常
 を来たして、精神科に入院する騒ぎになって。で、クライアントとうちの会社で半分ず
 つ費用を負担して、専門家にお払いを頼んだんですけど、結局、どうにもならなくてで
 すね。」

 「その祈祷師は、偽者ですね。ちゃんとした人に依頼していれば、何とかなったはずで 
 す。」

 「でも、どうやって、本物とニセモノを区別しますか?」

 「簡単です。まず、料金を尋ねてください。本物は、どんなに高くても、5万円以上は
 要求しないはずです。それから、こちらの事情を全く話さずに、『ちょっと霊的な問題
 を抱えてるんですけど、どうすればいいでしょうか?』と尋ねてみて下さい。その人が
 本物だったら、一切こちらの情報を与えられなくても、すぐにこちらの状況を的確に述
 べるはずです。もし、こちらを誘導尋問にかけて情報を引き出そうとしたら、その人
 は、間違いなくニセモノです。」

 「あ、それは、いい事を伺いました。会社に相談してみます。」

 「それが、いいですね。いつまでも、こんな事やってても、埒はあかないでしょうか
 ら。ところで、一つ疑問があるんですが、・・・・・・」

 「なんでしょう?」

 「私が休みの時は、どうなさってるんですか?」

 「あ、鷹野さんがお休みのときは、増田さん(仮名)と仰る60代の方に入って頂いて
 ます。ただ、その方は奥様が寝たきりのご病気で、一週間に一、二回しか入れないの
 で、やっぱりあの場所を至急どうにかしないといけませんね。」(続く)

 

 

※この記事のURL: http://koshiki.jugem.jp/?eid=1504


霊の世界 察´Α   霊障



 女の子達は、自分たちの現場に着いたので、みんな車から下りていきました。

 車内には、またKさんと私の二人きりになりました。

 「あのー、鷹野さん。」

 「はい、なんですか?」

 「せめて、今月いっぱい、お願いできませんか?」

 「いいですよ。」

 「ホントですか?そう言って頂いて、正直ホッとしました。鷹野さんに今辞められた
 ら、私があの現場に入らなくちゃならなくなるんで・・・・・・」

 「いいですけど、でも、その前に、あの場所を何とかさせて下さい。」

 「え?鷹野さん、除霊できるんですか?」

 「できません。専門家じゃないんで。ただ、あの場所の邪気を払って、一時的な結界を
 作る程度のことはできます。」

 「じゃあ、その木刀は?」

 「ええ、邪気を払うために持って来たんです。」

 「そうだったんですね。よろしくお願いまします。」

 「私は、ただ自分の身を守りたいだけです。取り憑かれたり、祟られたりしたら、かな
 いませんから。」

 「お気持ちは、よく分かります。私も、かなり怖かったですから。」

 「こういう事をあまり甘く見ない方が、いいですよ。私の知り合いの美容院の店長は、
 お店で霊的現象が頻発していたのに、何にも対策を講じなかったばっかりに、二回、入
 院しましたから。一度目は、肺に穴が開いて、二度目は、交通事故で股関節を脱臼して
 ですね。」

 「うわぁ。ホントですか?」

 「ホントです。興味本位で、心霊スポットに行って、気が変になったり、帰りに事故に
 遭って身体障碍者になった人もいます。ですから、一日も早く、専門家に依頼して、あ
 の場所を浄霊なさって下さい。」
 

 「それが、ですね・・・・・・」 (続く)



※この記事のhttp://koshiki.jugem.jp/?eid=1503

 


霊の世界 察´ァ   入力ミス



 一昨日、「霊の世界 察´」の下書きを投稿する前に確認している時に、シャレにならない入力ミスを発見しました。

 最後の方で、「その場所を・・・・・・」と書いたつもりが、「その墓所を・・・・・・」と書き間違えていたのです。私は、ローマ字入力をしているで、'basho'と入力すべきところを'bosho'と入力してしまったことになります。aのキーとoのキーは、キーボード上では離れた場所にあるので、通常では考えられないような入力ミスです。

 「墓所」という文字を見たときは、正直言って、ゾクッとしました。


 さて、お話を、現場担当者Kさんとの対話の場面に戻します。

 「回りクドイ話をしても始まらないんで、ズバリお伺いします。あの現場、『出る』んで
  しょう?」

 「やっぱり、鷹野さんも、ご覧になったんですか?」

 「いいえ、見てないですけど、変な声と音が聞こえました。だれか、あそこで、幽霊を見た
  人がいるんですか?」

 「あそこ、みんな怖がって、すぐ辞めちゃうんですよ。で、あるとき、どうしても私が入らな
  くちゃならなくなって・・・・・・。事務室で転寝している時に、『ここで、居眠りなんかしちゃ
  ダメよ。』って耳元で囁く女の声がしたんで、疲れてるから変な夢を見たのかなって思っ
  て、起きて洗面台のところに行って、顔を洗ったんですね。」

 「それで?」

 「で、顔を洗い終ってから、鏡を見たら、私の後ろに知らない女が立ってたんですよ。ギョ
  っとして、振り返ったら、・・・・・・」

 「・・・誰もいなかった。」

 「そうです。」

 私は、Kさんの話を聞いて、「あんたが、見たんかい?!\(◎o◎)/勘弁してくれよ。(ーー;)」と突っ込みを入れたくなりましたが、その言葉はグッと飲み込みました。

 「どうして、言ってくれなかったんですか?」

 「言ってたら、鷹野さん、あの現場にはいらっしゃらなかったでしょう?」

 「それは、まあ、そうですけど・・・・・・」

 とここまで、話した時、別の現場に行く女の子達が拾ってもらうのを待っている場所に着きました。乗って来たのは、高校を出たばかりのキャピキャピの女の子たちでした。彼女たちが乗って来たので、幽霊話は途切れて、重くなっていた車内の雰囲気は一変しました。Kさんは、少しホッとした様子で、若い女の子達との会話を楽しんでいるようでした。私も、軽いジョークで彼女達を笑わせて一緒にケラケラ笑いました。

 こういう時は、笑うに限ります。笑えば、自然に丹田に力がこもって、自分自身を明るくポジティブなオーラで包むことが出来るからです。(続く)




※この記事のURL: http://koshiki.jugem.jp/?eid=1501
 
 


霊の世界 察´ぁ   木刀



 次の日は、邪気払いの道具(木刀・水晶・塩・手作りのお札)を忘れずに持っていきました。いつものように、天神で担当者のKさんの運転する車に乗り込みました。Kさんは、私の持って来た木刀をチラッと見てから、車を運転しながら話しかけてきました。

 「鷹野さん、後どれくらい勤めてもらえますかね?」

 「え?ああ、面接で申し上げた通り、今月末か来月初めまでなら、大丈夫ですよ。」

 「あ、そうですか!それは、よかった。ところで、その木刀で、何なさるんですか?あそこ
 は、泥棒なんか入ってきませんよ。」

 「これは、護身用に持って行くわけじゃありません。ま、ある意味、身を守るための物
 では、ありますけど・・・・・・」

 「あ、ヒマだから、剣道の稽古をなさるんですね。いいですよ。でも、運転手さんたち
 には見られないようにして下さいね。」

 「いいえ、剣道なんか稽古しません。」

 「え?じゃ、なんで?」

 「Kさん。」

 と、私は言って、彼の顔をジッと意味ありげな表情で見てやりました。すると、彼は、少し困ったような表情で私の顔を見返してきました。

 「はい。何でしょうか?」

 「あそこの現場の事で、私に仰ってない事があるでしょう?」

 「え、いや、その、それは・・・・・・」

 私の言葉を聴いたKさんは、急に口ごもり始めました。ヤッパリ、私の勘違いじゃなかったようです。(続く)



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