NHK

JUGEMテーマ:エッセー・紀行文

 昨日、例の無礼なNHK地域スタッフと彼の上司二人が、謝罪に来ました。

 まあ、今回は、何をどう見ても、向こうが一方的に悪いので、上司二人には、今回の問題が起きた原因を指摘し、今後ああいった事が起きないように注意しました。

 私が、開口一番、彼らに言った事はこうです。

 「テレビ等の受信装置を持たない日本在住の日本国民及び外国人は、NHKにとっては、  『顧客』ですらない。NHKと言う名前の店舗の外の一般道を歩いている全くNHKと無
  関係の人たちである。その事を営業部の方々は、しっかり認識なさるべきである。」

 上司二人は、

 「仰ることは、よく分かります。ホントに、申し訳ございませんでした。」

と神妙な態度で頷き、お辞儀をしておりました。


 先週の土曜日に、NHKの福岡支局に抗議に行った時に、対応してくれた営業部の方と色々話しました。

 NHKの受信料については、以前から、色々議論されているので、私も話のついでに、常日頃から抱いている疑問を彼にぶつけてみました。

 「いっそのこと、NHKと契約を結んでいない人たちは、NHKの番組を視聴できないよ
 うにすればいいじゃないですか。そうすれば、ケーブルテレビの契約と同様に、月末
 になれば、利用者の口座から自動的に受信料も引き落とされるし、地域スタッフも必
 要なくなり、人件費の節約にもなるでしょう?もう、デジタル化したんですから、技
 術的にそうする事は、可能でしょ?」

 すると、彼は、こう答えました。

 「今のところ、そういう流れには、なっておりません。国の報道機関として、公正な
 報道を行う責任があるからです。」

 私は、こう言い返しました。

 「NHKを視聴するかしないかは、国民に選択権を与えるべきです。それに、公正な報
 道を行う責任と仰いましたが、それならなぜ、福島原発の真実を、ありのままに報道
 なさいませんか?海外にいる私の友人は、『日本のメディアは、どうして、何も問題
 がないみたいな報道ばかりしているのか?信じられない。』と言ってますよ。」

 彼は、何も言えなくなりました。上記の彼の答えは、NHKという組織に属している組織人としての模範的かつステレオタイプな返答だと言えるでしょう。

 彼の返答を聞いて、色々考えさせられました。組織に属してしまうと、人間は、その組織の論理の枠内でしかモノを考えられなくなるもんなんでしょうか?

 そうしないと、所属する組織で生きていけないし、自分の所属する組織に疑問を抱いてしまうと、アイデンティティー・クライシスに陥ってしまうのも事実なんでしょうけど、なんかしっくりこないんですね。

 NHKは、このところ不祥事続きで、国民のNHKに対する信頼は、大きく損なわれています。NHKが、こういう危機的状況に置かれているときに、NHKに所属する人たちが、組織の論理の枠内だけでしかモノを観れなかったら、この組織は、どうなってしまうでしょうか?

 組織に所属している以上、その組織の論理でモノを考え、動く事が必要になってきます。ですが、その組織の構成員が、ときどき、組織の外に自分を置いて、外から自分が所属している組織を観ることをしないと、組織全体の自己修正能力は、大きく減退してしまいます。簡単に言えば、「赤信号、みんなで渡れば、怖くない。」のと同じ状態になり、組織が、間違った方向に動いていても、軌道修正できなくなるんですね。

 彼に、その事を言おうかなとも思いましたが、結局何も言いませんでした。宇宙の本質から離れているものは、遅かれ早かれ、崩壊していくものだからです。


 

呼びかけよう名前を

JUGEMテーマ:偏向報道について


  名前というものは重要である。ひとたびその人の名前を呼べば、その人をこちらに振り向かせ、こちらに意識を向けさせることができる。名前を呼ぶことによって、その人を支配することができるのだ。旧約聖書のモーセの十戒に「神の名をみだりに唱えてはならない。」と戒めいているのは、神の名を唱えて神を支配しようとする人間の傲慢な行動を抑制しようというところにある。

 日本のマスコミがよく使う「ミャンマー軍事政権」という呼称に違和感を覚えるのは私だけだろうか?あの民主化デモのときから頻繁に耳にするようになった気がするが、「ミャンマー政府」と呼んでいる媒体はほとんど無に等しい。まるで「ミャンマー政府」という呼称を使うのが憚られる空気さえある。ちなみに外務省によれば、日本は1988年にミャンマーと国交を結んでいる。それにも関わらず、日本のマスコミが「軍事政権」という呼称にこだわる理由とは何なのだろうか? 「武力を使って民主化運動を弾圧するような政権を「政府」として認めたくない!!」ならば、北朝鮮や台湾など国交のない国の政府や行政機関を呼ぶときのように「当局」では駄目なのか?

 そこにはアウンサンスーチーという「邪悪な軍事政権と戦う民主化の闘士」の存在が大きく影響しているのではないのか?世界を見渡すと、ミャンマーのほかにも軍隊が国を直接支配する軍事政権が存在する。ムシャラフ時代のパキスタンは、クーデターで政権をとった軍事政権である。またリビアもカダフィ大佐を長とする軍事政権だ。タイも民主化の途中であるとはいえ軍事政権に変わりはない。ちなみに北朝鮮も、金正日を委員長とする国防委員会が政治の実権を握っている。日本のマスコミがこれらの国の政府を指して「軍事政権」と呼んでいるのを私は聞いたことがない。これらの国とミャンマーを比較した場合、前者にはアウンサンスーチーのように「邪悪な軍事政権と戦う民主化の闘士」という存在がいない。ひょっとしたらいるのかも知れないが、日本のマスコミにはほとんど登場しない。公正を期すならば、これらの政府も「軍事政権」と呼んであげたほうが筋が通っているのではないか?

 私は別にアウンサンスーチーを支持するわけでもなければ、ミャンマー政府を褒めたたえるつもりもない。しかし、この国を「民主化の闘士VS邪悪な軍事政権」という図式で固定化し、「アウンサンスーチーを守れ!軍事政権を倒せ!」などと声高に叫ぶのは、先進国の傲慢である。そんなものはひょっとしたらミャンマーの人にとってみたら大きなお世話かもしれない。先進国の人間は、「軍事政権」という呼称を耳にタコができるほど連呼することによって、無意識のうちに東南アジアの一国に「打倒すべき悪」を作り出し、精神的にこの国を支配しようと目論んではいないか?

中国を報じる

JUGEMテーマ:マスコミ・報道

  最近、中国関連のニュースを読んでいて、やたらと目につくのが、「インターネットの掲示板には〜〜という書き込みがあった。」という表現である。ある事件が起き、それに対する一般の中国人の反応を紹介したものだ。おおよその場合において、日本と中国の外交問題などで取り上げられることが多い。
 
 確かにインターネットが力を持つようになった時代である。国境を越えなくても、即興で記事が書けるし、匿名の掲示板には一般人の本音が隠されているという意見にも頷ける。

 しかし、報道のプロであるはずの記者がこんなものを書いてて恥ずかしくならないのか?そこには怠慢と杜撰さが顕著に表れていて、憤りを覚えるばかりだ。自宅で中国の匿名掲示板にアクセスして、それを日本語に訳すだけならば、私のような素人が書くブログと大差はない。
 例えば日本で何か事件が起きた時、外国の記者が母国の新聞記事に、「この事件について、日本の2ちゃんねるというインターネット掲示板には〜〜という書き込みがあった。」などと書いていたら、どうだろう?私はその記者の仕事に対して罵倒をしたくなるし、その記者の上司の人間性を疑いたくなる。
 
 また、匿名の掲示板に着目して、発言への責任を感じられないような意見を取り上げて記事にするのにも疑問がある。その内容を見ても、どこかの中学生が腹立ちまぎれに八つ当たりしているとしか思えないようなものもある。八つ当たりも個人の自由だが、自分の無知と愚劣さを誇示する自由など見せつけられても、見ているこっちが恥ずかしくなる。

 中国語の読み書きの能力をひけらかしたいなら、現場で直に中国人と顔を合わせて取材して、文章にしてひけらかしてもらった方が、よっぽど読み応えがある。プロにはプロにしか出来ないことがあるはずだ。部屋の中でマウスやキーボードを手にするばかりではなく、外に出て直接マイクを突きつけてほしい。

 事件事故ならまだしも、例えば戦争報道などで、このように掲示板の意見を載せるようになったら末期症状である。これは中国報道に限らない。現在、スリランカで内戦が終結に向かおうとしているが、それに対してどこぞの新聞社が

 「スリランカのインターネットの掲示板には『政府軍はみんな死ね!鬼!畜生!××!』と   いう反政府軍関係者のものと思われる書き込みがあった。」

などの記事を載せようものなら、読者からは「ふざけるな!」という抗議が殺到するに違いない。ひどい場合には、その新聞社は放火されるだろう。「言論の自由が脅かされている。」などと呑気なことは言っていられない。

 若干だけ想像が突っ走ってしまったが、やはり現場は大事である。行き過ぎた「現場至上主義」は嫌いだが、現場はやはり優先すべきである。特にあの国には、ウェブ上では絶対に分かりっこない事が山ほど埋もれている。中国関連の記者がどんなふうに取材して記事を書くのか私は知らないし、かと言って知りたいとも思わないが、ウェブ上の情報を載せられても、読んでいる方としては面白くも何ともない。第一、ウェブ上の記録なら、日本にいても読める。日本にいては絶対に分からない現場の様子を伝えてもらいたい。 (仁の作品)

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