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稽古ノート 127  ― ギックリ腰

JUGEMテーマ:空手道

 

 今週、お仕事がお忙しく水曜日の稽古をキャンセルなさったNさんのために、本日指導することになった。いつもの公園に来てみると、Nさんの顔色が冴えない。

 

 理由を伺うと、お店の床を穿き掃除している時にギックリ腰になってしまわれたとの事だった。

 

 すぐに、Nさんに気を付けの姿勢を取ってもらい、骨盤を確認した。案の定、骨盤と腰椎が歪んでいた。レジャーシートの上に俯せになってもらい、Nさんの症状がどの程度のモノかを判断するために、ギックリ腰の時に痛むツボの何箇所かを押してみた。

 

 Nさんが痛みを訴えられた箇所は、腰椎下部の横および背中と右骨盤の間の筋肉のみだったので、少しホッとした。それほど重症のギックリ腰でもないようである。

 

 ギックリ腰になる原因は、大まかに分けて三つ考えられる。

 

々椎を支える腹部や腰の筋肉が弱って、何かの拍子に腰椎が簡単にずれてしまう場合。

 

骨盤や腰椎に著しい歪みがあり、そこに激しい衝撃が加わって、腰椎がずれてしまう場合。

 

2燭重いものを持ち上げる時に、間違った姿勢でモノを持ち続けていた場合。

 

 

 Nさんの場合、,蝋佑┐蕕譴覆った。普段から、武術の鍛錬で足腰を鍛えておられたからだ。△盥佑┐蕕譴覆った。こちらも、週一回、稽古の終了時に必ず整体の施術をしていたからである。

 

 だとすると、しかない。ご本人に伺ったところ、最近寒くなって来たので、ストーブに灯油を入れるため、ポリタンクに18リットルのガソリンを入れて持ち運んでいたとの事だった。

 

 Nさんは、腰を入れない状態で、つまり腰部を丸めたまま前屈して、18リットルのポリタンを持ち上げられていたのである。しかも、その姿勢を長年お取りになっていたとの事だった。

 

 長年の間違った姿勢による「重量挙げ」が、Nさんのギックリ腰の原因である。ずっと前に、重いモノを持ち上げる時は、重量挙げの選手たちがやっているように、必ず腰を入れて持ち上げるようにと申し上げたのだが、Nさんはその事をシッカリ認識なさっていなかったようである。

 

 どんな動作にも正しい姿勢の取り方がある。間違った姿勢で、日常生活を送っていると、長年のツケを一気に返さねばならない時がやって来る。そうならないためにも、普段から正しい姿勢を取るように心がけねばならない。

 

  

 Nさんの痛みを取るために、まず操体法で体の筋肉を緩め、次にマッサージと指圧で体全体を少し温めてから、最後に整体を施して歪みを矯正した。後は、故障時のために普段から携帯している外用鎮痛消炎剤を患部に噴霧して応急処置を終えた。

 

 処置を終えた後は、随分と痛みが取れて楽になられたご様子だった。

 

 と言うわけで、本日は本格的な空手の稽古はできなかった。仕方がないので、Nさんに痛みの有無をお尋ねしながら、転掌の推手と太極拳の套路を少し練習して稽古を終えた。

 

 よほど重症のギックリ腰でない限り、絶対安静にする必要はない。むしろ、痛みを感じない程度の軽度の動きをやる方が、全身の新陳代謝を促す事になるので、回復が早くなるのだ。

 

 長い人生、こんな事もある。ケガや故障で、止むを得ず、普段の激しい稽古から遠ざからねばならない場合でも、頭を切り替えてその状態でできることをやっていけばいいのである。

 

 

 

※この記事のURL: http://koshiki.jugem.jp/?eid=2763

 


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  • 2019.11.05 Tuesday
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