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ヌミノースな世界 70  ― 警告夢

JUGEMテーマ:精神世界をめぐって

 

 これは、今から30年ほど前の話である。ある日、昼寝している時に夢を見た。

 

 

 夢の中で、現実世界と同じ私の部屋のドアを誰かがノックした。ドアを開けると、白いシャツにライトブラウンのズボンを穿いた小柄な男が立っていた。男は、手錠をジャラジャラと振り回しながら、

 

「警察だ!お前を麻薬の不法所持で逮捕する。」

 

と言った。私が、

 

「麻薬?そんなもん、ここにはないですよ。」

 

と言うと、男は、ずかずかと土足で私の部屋に入り込んできた。

 

 

 そこで、夢から覚めた。どうも警告夢のように思えたが、何も起きていないし、断食の復食期間中でかなり疲れてもいたので、そのまま、再び眠りに落ちた。ただ眠りに落ちる直前に、そいつは、本物の警察官ではない事には気が付いた。

 

 暫く眠っていると、またノックの音がした。夢の中のノックと全く同じ叩き方だったが、今度は、ホントのノックの音のようだ。

 

「どなたですか?」

 

「警察です。」

 

 ドアを開けると、夢で見たのと同じ男が、手錠をジャラジャラと振り回しながら、立っていた。夢の事があったので、すぐにそいつがニセ刑事だと気が付いた。当時私は、「太陽にほえろ」のロッキー刑事のように髭面だったので、かなり威厳のある風貌をしていた。私が、

 

「なんですか、あなた?手錠なんかジャラジャラさせて?」

 

とずけずけとした口調で言うと、男は、すぐに手錠を後ポケットにしまい、

 

「スミマセン、✖✖サンのお宅じゃないですかね?」

 

と急におどおどした口調で、知らない人の名前を言った。私が、

 

「違いますよ。それより、警察手帳を見せて頂けませんかね?」

 

と言うと、彼は、

 

「あ、今日は非番なんで、持って来てないんですよ。」

 

と、支離滅裂な事を言った。非番なのに、なんで手錠持ってんだよ と突っ込みを入れたかったが、何も言わなかった。

 

「ふーん、非番ねえ。じゃあ、一緒に早良署に行こうか?」

 

と言うと、彼は、

 

「あ、いや、結構です。人違いでしたから。」

 

と言って、逃げ始めた。あんまりイジメるのも可哀想なので、

 

「あのね、ここは、土足厳禁なんだよ。お宅、靴履いたまま、ここに上がって来てるけど、脱いでから帰ってくれる?」

 

と言って、解放してやった。男は、「ハイ」と素直に返事して、脱いだ靴を持って、すごすごと帰って行った。その頃、私は学生が住むような安アパートに住んでいたので、大方、手錠を見せて学生を脅せば、簡単に金を巻き上げられるとでも高を括ってたんだろう。

 

 あいにく、ドアをノックして出来たのは、世間知らずの学生ではなく、断食中に溜まったストレスで超機嫌の悪い大柄な髭面男だったので、ビビったってわけだ。バカな奴だ。この事があってから、「警察です。」と言われても、頭から信用せずに、警察手帳の提示を求めるようになった。

 

 


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  • 2020.09.07 Monday
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