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未知の状況にも動じない訓練を

JUGEMテーマ:空手道

  武道に取り組む意義の一つに「恐怖心の克服」があります。これまでにコンタクト系のスポーツなどをやった経験がない人の場合、急に相手が飛び掛かってくれば思わず体をすくめたり、目をつぶってしまうでしょう。これが普通の反応です。しかし人間はストレスを感じる状況を繰り返し体験すれば不思議と慣れてくるもので、次第に心に波が立たなくなります。もちろんこれは「ある特定の状況」であれば動じないということに過ぎません。そのためできる限りあらゆる状況を想定した稽古をすることが肝心です。

 たとえば相手が素手であるだけでなく、ナイフを持っている。これだけでも脳にとっては未知の状況であり、心を空(くう)にするのは難しくなります。たいていの場合、一度経験し、対処法を極めたものに対しては「不安」ではなく「ウェルカム」の心境になるものですので、できる限りあらゆる状況を「稽古の場」で経験しておくことが理想です。

 これは社会生活にも当てはまります。ある一つの仕事に長年取り組むと、その分野ではプロフェッショナルになることができます。しかし、一旦自分の土俵から出るとそこは「未知の世界」となり、「恐怖心」までとはいかないまでも、「不安」を感じる結果となってしまいます。いわゆるアウェーという状況では人は弱い存在となってしまうので、長い職業人生を見据えた上で必要ならば、大胆な方針転換やチャレンジは「大いに有り」だと思います。

 武道をやれば強くはなれますが、狭い範囲における取り組みを続けてしまうと「未知の状況」に上手く対処できなくなってしまいます。もちろん普段からそのことを見据えて、状況に応じ自分の行動様式を変える準備をきちんと行っているならば、それほど問題はありません。

 つまるところ、「恐怖心の克服」は、未知の状況を繰り返し経験することにより達成することができると言えるでしょう。そしてその未知の状況の「幅」も考え、たとえば空手だけでなく他の武道にも興味を持ち、対素手以外の戦術や戦闘場所の地理的なバリエーションなども考慮に入れておく必要があります。

 武道と人生、似ていますね。いえ、武道は人生そのものと言っていいのかもしれません。
                                                                                                   (翔の作品)



※この記事のURL: http://koshiki.jugem.jp/?eid=415

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  • 2019.11.05 Tuesday
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